田村洋子先生の書 七十二候
今日は息子が保育園でじゃがいも堀りに出かける日だそうで、京王線に乗るのだと張り切って出かけて行きました。そんな季節なのですね!
さて、
田村洋子先生の作品のお話に戻ります。
今回のテーマは、
「七十二候(しちじゅうにこう)」ということで、
一年春夏秋冬の季節をあらわす、二四節をさらに細かく72に分けて、
気象や動植物の変化を書いている古代中国で考案された短文だそうです。
気候、という言葉のルーツだとか。
例えば、
・東風解凍(はるかぜこおりをとく)2月4日頃
・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3月15日頃
・虹始見(にじはじめてあらわる)4月15日頃
・竹笋生(たけのこしょうず)5月15日頃
・蟷螂生(かまきりしょうず)6月5日頃
などがあります。
短文ながらも、
情景が浮かんでくるようで楽しいですね。
季節を細かくとらえる先人の感性も素晴らしいし、
それを全て違うパターンで書き上げた先生のパワーも本当にすごいなと思います。
同じ時期に制作すると、作品の調子が似てしまうことがあるので、そうならないように、
また、紙にも拘り、古いものから新しいもの、様々な種類を使用されたと伺いました。
私の浅い知識では、
解説が無いとほぼ読めませんでしたが、
書としてだけでなく、デザインとしても、やっぱりかっこいいなと思った展覧会でした。
ギャラリーのオーナーさんも、
今まで何千人のアーティストを扱ってきたけれど、田村先生はその中でもトップクラスだと絶賛されていて、私まで嬉しい気持ちになりました。(^^)
今日もありがとうございます。
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